証明書ベースのHTTPS通信は、管理クライアントおよびスマートクライアントのユーザーに安全なアクセスを提供し、傍受や改ざんを防ぐすべてのシステムコンポーネント間の双方向の通信暗号化を可能にします。

XProtect Corporateは、メディアデータを暗号化し、パスワードで保護します。つまり、誰かがストレージシステム上の、またはネットワークで共有されるデータファイルにアクセスしても、録画データは保護されることになります。また、XProtect Corporateは録画メディアデータのデジタル署名にも対応しており、ビデオが保管中に改ざんされていないことの証明にもなります。

XProtectはすべてのクライアントおよび統合インターフェースに一貫したサーバーサイドユーザー認証と権限付与を採用しています。これはMilestone統合プラットフォームSDKまたはMilestone Open Network Bridgeを介してシステムにアクセスするすべてのユーザーとシステムサービスに適用されます。厳格なユーザー権限と役割を一緒に使用することで、システムへのアクセスを完全に制御できます。

XProtectはWindows Active Directory（AD）に対応しており、 ネイティブのWindows NTLMとケルベロス認証の両方を使用でき、最大限のセキュリティを得るため、OpenID ConnectとOAuth2も使用できます。

XProtectは、ユーザーがリモートで接続する際は、中核のビデオ管理ソフトウェアサーバーを防御、保護するために、専用モバイルサーバーをシステムゲートウェイとして使用します。傍受や改ざんを防ぐため、モバイルサーバー、モバイルクライアント、Webクライアントの通信は、HTTPSに対応しています。これにより、ユーザー資格情報、設定、メディアデータを網羅した安全な認証と双方向暗号化が提供されます。

エクスポートされたフォレンジック資料を保護するため、XProtectはメディアデータベースの暗号化、デジタル署名、パスワード保護を使用しています。XProtect Smart Client Playerは、署名を検証することでエクスポートされたエビデンスがオリジナルで改ざんされていないことを確認し、ビデオ管理ソフトウェアから派生したメディアを制御する方法として、エビデンスの再エクスポートを防ぎます。