使用可能な機能は、使用しているシステムによって異なります。詳細については、製品比較チャートを参照してください。
モーション検知は、ほとんどの監視システムで非常に重要な要素です。モーション検知の設定によって、いつビデオを録画するか(監視システムサーバーに保存)、いつアラーム通知を送信するか、いつ出力(照明やサイレン)をトリガするかなどを決定することができます。
不要な録画やアラーム通知などを避けるために、それぞれのカメラに対して、可能な限り最適なモーション検知の設定をすることが重要になります。カメラの物理的な位置ごとに、さまざまな物理的条件(昼/夜、強風/無風および同様の条件)で設定をテストすることをお勧めします。
複数の同時ビデオストリーム出力に対応しないカメラは、監視サーバーとManagement Applicationに同時接続することはできません。Milestoneでは、そうしたデバイスでモーション検知やPTZを設定する場合、Recording Serverサービスを停止することを推奨しています。Management Applicationでカメラからのビデオを表示するも参照してください。
モーション検知の設定は、それぞれのカメラに対して行うこともできますし、複数のカメラについて同時に行うことも可能です。ウィザードウィンドウの左側のペインにあるリストを使って、カメラを選択します。一度に複数のカメラを選択する場合は、CTRLまたはSHIFTを押しながら選択します。カメラを選択すると、カメラのプレビューを確認できます。複数のカメラを選択した場合、最後に選択したカメラからのプレビューを確認できます。プレビュー画像の緑色のエリアがモーションを示しています。
名前 |
詳細 |
---|---|
感度 |
感度スライダーを調整して、不要なバックグランドノイズをフィルタし、実際のモーションだけが緑色で表示されるようにします。または、スライダーの横のフィールドで0~256の値を指定して、感度設定を制御します。 スライダーによって、モーションとして認識するために必要な変化するピクセル数を決定します。感度が高いと、モーションとして認識するために必要なピクセルの変化は非常に小さくなります。スライダーを左へ移動させるほど、プレビューの緑色部分が増えます。これは、感度が高いほどわずかなピクセルの変化でもモーションとして認識されるためです。 |
モーション |
必要なレベルのモーションによってのみ、モーション検知がトリガされるようにモーションスライダーを調整します。選択されたモーションレベルは、スライダーの上にあるレベルバーの黒い垂直線で示されます。黒い垂直線は、閾値になります。モーションが選択されたレベルを超える場合(右側)、バーの色が緑から赤に変わり、モーションが検知されたことを示します。 または、左のフィールドで0~10000の値を指定して、モーション設定を制御します。 スライダーを左へドラッグするほど、モーション検知に必要な変化が小さくなるので、よりモーション検知が表示されます。モーション検知の回数も録画するビデオの量、受信する通知の量などに影響を与えます。 |
検知間隔 |
カメラからのビデオで、どれくらいの頻度でモーション検知分析を行うかを指定します。デフォルトは240ミリ秒ごとです(1秒にほぼ4回)。この間隔は、使用しているカメラのフレームレート設定には関係なく適用されます。 この設定を調整すると、モーション検知で使用されるシステムのリソースを低減できます。 |
検知解像度 |
画像全体を分析するか、選択した部分の画像を分析するかを指定します。たとえば25%と指定すると、すべてのピクセルを分析する代わりに4ピクセルごとに分析するので、使用するシステムのリソースは低減しますが、モーション検知の正確度も低下します。 |
キーフレームだけ |
ビデオストリームのキーフレームのみでモーション検知を行うことで、モーション検知で使用するシステムのリソースを減らしたい場合は、キーフレームだけを選択します。 |
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